ここでは、フランス語の定番のことわざ「Avec des si, on mettrait Paris en bouteille」について、知りたいことをすべて解説します。意味の詳しい説明はもちろん、日常生活での使い方も音声付きの例でご紹介します。さらに、ゆっくり再生の発音音声、類義表現、会話例など、お役立ちコンテンツも盛りだくさんです!
翻訳:「もし」や「たら」で飯は食えない/「たられば」を言っても仕方がない
直訳:「もし」があれば、パリを瓶に詰められるだろう
使用場面:くだけた・基本
ゆっくり
通常
IPA:/ avɛk de si, ɔ̃ mɛtʁɛ paʁi ɑ̃ butɛj. /

「不死身だったらなあ」とか「空を飛べたらなあ」、さらには「アインシュタインより頭が良かったらなあ」。私たちはつい、こんなふうに「もし」で始まる突拍子もないことを言ってしまいがちです。
このことわざの狙いは、そうした言葉を一蹴して、大切なのは(現実的で具体的な)行動だけだと思い出させることです。証拠が必要ですか? こう言ってみてください。「Si seulement je pouvais mettre Paris en bouteille.」(「パリを瓶に詰められたらなあ」)
口に出すことはできるでしょう。でも、実際にやれるでしょうか?
いいえ。
なぜなら、「もし」があれば何でもできてしまいます。パリを瓶に詰めることだって。でも、世界をつくっていけるのは行動だけなのです。
たとえば、根拠のない仮定を並べるのに、よく「もし」の文を使う人と話しているとします。
そんなときに「Avec des si on mettrait Paris en bouteille.」と言えば、大切なのは行動だけだと相手に気づかせることができます。
注意を強めたいときは、文頭に「Attention」(「気をつけて」)を付け足すこともできます。
このことわざの由来が気になるかもしれませんが、実ははっきりしていません。
最も有名な説では、「Avec des si on mettrait Lutèce en amphore」が元になったと言われています。
「Lutèce」(リュテス)は、ローマ帝国時代のパリの昔の名前です。そして「Amphore」(アンフォラ)は、その時代に使われていた古代の壺のことです。
* フランス語の「Scie」(日本語で「のこぎり」)は「Si」(日本語で「もし」)とまったく同じ発音で、ことわざに言葉遊びが加わっています。
会話
Si seulement j'étais plus grand et plus fort
もっと背が高くて、もっと強かったらなあ
Avec des si, on mettrait Paris en bouteille.
「もし」があれば、パリだって瓶に詰められるさ。