ユーモラスなフランス語の表現「Passer du coq à l'âne」について、知りたいことをすべて解説します。意味の詳しい説明はもちろん、会話での使い方も音声の例つきで紹介します。さらに、会話の例文、ゆっくりした発音の音声、類義表現なども用意しました!

さて、これは説明がなかなか大変です。心の準備をしてください。
14世紀、フランス人は 「Saillir du coq à l'asne」(雄鶏からアヒルへ交尾する)という表現を使っていました。雄鶏がアヒルと交尾しようとすることが、たまにあるからです…。
やがて人々は、この奇妙な異種間の出来事を、急に話題を変える人のたとえとして使い始めました。雄鶏がアヒルに 「ズッキュンバッキュン」しようとするのと同じくらい、筋が通らないというわけです。
そこで 「Passer du coq à l'asne」(雄鶏からアヒルへ移る)と言って、まったく関係のない話題から別の話題へ飛ぶ人を表すようになりました。
でも待ってください、ロバはどこから来たのでしょう?
まず、「asne」(「アヒル」を意味する古い言葉)と 「âne」(ロバ)はまったく同じ発音です。次に、「asne」はもう使われておらず(今は 「canard」です)、「âne」は今も使われています。
その結果、何世紀も使い続けた人々の頭の中で、「Passer du coq à l'asne」はだんだん 「Passer du coq à l'âne」に変わっていきました。ロバはこの表現と何の関係もないのに…。
熱い議論の真っ最中に、話し相手が突然、天気の話を始めたとします。何の脈絡もなく…。
そんなときは 「Wtf?」(何それ?)と言ってもいいですが、「Tu passes du coq à l'âne !」(雄鶏からロバへ飛んでるよ!=話が飛びすぎだよ!)とも言えます。相手がしょっちゅうそうするなら、「Arrête de passer du coq à l'âne !」(話をあちこち飛ばすのはやめて!)と言うこともできます。
実は、この表現をからかうための表現まであります(そう、信じられませんよね…)。
それが 「Passer du Coca Light」で、意味はまったくありません(直訳:「ライトコーラから移る」)。でも元の表現にとてもよく似た響きで、ちょっと軽やか(ライト)なダジャレになっています。
Sauter du coq à l'âne(「雄鶏からロバへ飛び移る」)
↓ 翻訳付きの物語の例 ↓
最後に、ゆっくりした音声付きの対訳ストーリーで例を見てみましょう。
Une soirée avec une amie
友だちと過ごす夜